徳田の野心は医療の枠組みだけにとどまらなかった。病院新設の法規制や既得権益の壁にぶち当たった彼は、自ら政治・行政のど真ん中に殴り込みをかける決意を固める。ターゲットは、医療界の巨大な圧力団体である日本医師会だ。
激しい選挙戦を経て衆議院議員へと上り詰めた徳田は、さらに自らが代表を務める政党自由連合を結成。国政の場で医療制度改革や診療報酬の見直しを力強く主張した。医師会が推す候補と徳田陣営がぶつかり合った選挙戦は「金権政治」との激しい批判も浴びたが、既存の医療行政に強烈な揺さぶりをかけたことは間違いない。権力構造の歪みに直接挑んだ彼の政治闘争は、政界に今なお強烈な教訓として残っている。