河野家は日本政治史上、稀に見る強固な血脈を誇ります。父・治平も神奈川県会議長を務めた政治家でしたが、一郎の代でその影響力は国政の中枢へと一気に拡大しました。
実弟である河野謙三は、参議院議長を連続6期(約6年間)務め、「参議院のドン」として立法府に重きをなしました。長距離ランナー出身の兄・一郎に対し、弟・謙三も日本陸上競技連盟会長を務めるなど、兄弟そろってスポーツ界と政界に君臨した稀有な関係です。
そして一郎の次男が、自民党総裁や衆議院議長、外務大臣を歴任した河野洋平氏です。洋平氏の長男であり、一郎の孫にあたるのが河野太郎氏。直情径行で発信力に富み、時に歯に衣着せぬ物言いで物議を醸す太郎氏のスタイルは、「祖父・一郎の血を最も色濃く受け継いでいる」と政界関係者の間で評されています。