法尻とは?法肩との違いや正しい読み方・法面崩壊を防ぐ要点を徹底解説

法尻とは?法肩との違いや正しい読み方・法面崩壊を防ぐ要点を徹底解説

法尻とは?法肩との違いや正しい読み方・法面崩壊を防ぐ要点を徹底解説とはどんな影響があるのか? 背景や要点を簡潔に解説します。

斜面全体の安定性を評価する際、土木工学では法面の安定計算(円弧すべり計算など)を行います。この計算において、法尻は斜面を崩壊させようとする「滑動力」と、それを食い止める「抵抗力」のバランスを左右する決定的な役割を果たします。

豪雨などで斜面内部に地下水が溜まると、間隙水圧が上昇して土の強度が低下します。同時に斜面の自重が増加し、土塊が円弧状にすべり落ちようとする力が働きます。このとき、すべり面の出口となるのがまさに法尻部です。

法尻付近が河川の流水や雨水によって洗掘(削り取られること)されたり、無計画な掘削によって切り取られたりすると、斜面を支えていた「支え棒」が外れた状態になり、一気に大規模な斜面崩壊を引き起こします。そのため、斜面の崩壊防止計画では、法尻をいかに強固に保つかが設計の根幹となります。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。