「初対面の人と2時間お茶をするだけで疲れる」。都内のIT企業に勤める女性(27)はため息をつく。2026年の今、若者を中心に「タイムパフォーマンス(タイパ)」の意識は極限に達している。映画を倍速で観るように、恋愛も効率よく進めたい。そんな心理が、無駄なコミュニケーションを極端に避ける傾向を生み出している。
食事の好みや休日の過ごし方を手探りで探るプロセス自体が、現代人にとっては「コスト」なのだ。結果として、少しでも違和感があるとすぐにシャットアウトしてしまう。この効率主義こそが、皮肉にも新しい関係の芽を摘んでいる。