感情論やジンクスとしての議論から離れ、学術的なエビデンスに目を向けてみよう。皮膚科学・毛髪医学の専門領域において、つむじの数や渦の向きは主に優性遺伝(潜在遺伝)によって決定されることが解明されている。
一般社団法人日本皮膚科学会の見解によれば、つむじは胎生10〜12週頃、表皮細胞が急速に増殖する過程で中心点が分散することによって形成される。また、公益社団法人日本毛髪科学協会の資料によると、日本人の9割以上はつむじが1つであるが、約5〜7%が2つ、極稀に3つ以上持つ人が存在するという。医学的には毛髪の健やかな生育や頭皮の健康状態に悪影響を及ぼすものではなく、多様な遺伝的表現型の一つに過ぎない。つまり、「天才になるか」という心理的影響は別として、毛幹の生える角度という純粋な物理現象として理解するのが最も正確だ。