ウルトラジャンプ連載当時、ワンダー・オブ・ユーとの交戦が本格化したエピソードでは、SNSや5ちゃんねる(現5channel)、考察ブログを中心に読者の悲鳴に近い反響が巻き起こりました。
当時の読者コミュニティで特に盛り上がりを見せたのは、「どうやって倒すのかまったく予想がつかない」という純粋な詰み状況への議論です。ネット上では「承太郎の時止めでも厄災に巻き込まれて死ぬのではないか」「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム(GER)の『ゼロに戻す力』とどちらが優先されるのか」といった、歴代最強スタンド論争が白熱しました。
連載をリアルタイムで追っていた読者の生の声には、次のようなリアルな反応が記録されています。
- 「雨粒が体を撃ち抜いたシーンで完全に絶望した。物理法則すべてが敵になるとか勝てるビジョンが湧かない」
- 「スタンド自身が89歳の院長として学会で講演してる絵面がシュールすぎて怖い」
- 「本体を倒そうとすること自体が攻撃フラグになる設定は、少年漫画におけるバトル構造への荒木先生からの強烈なアンチテーゼ」
本体である透龍がどこか冷酷で世俗的な若者として描かれ、情念や野望を声高に叫ばない「静かな悪意」を体現していたことも、不気味なリアリティとして読者の記憶に深く刻まれる要因となりました。