この歴史的対決は、英西両国のサポーターコミュニティにおいてどのように語り継がれているのでしょうか。現地フォーラムやSNSでのサッカー海外の反応を検証すると、両者の温度差とリスペクトが浮き彫りになります。
バーミンガムの古参ファンが集う掲示板『Small Heath Alliance』では、今なお誇り高き歴史として語られています。
「チェルシーでもマンチェスター・ユナイテッドでもなく、最初に欧州カップのファイナルに立ったのは我々ブルーズ(バーミンガムの愛称)だ。カンプ・ノウで大敗したとはいえ、第1戦で世界最高のバルサをゼロに抑えた事実は未来永劫消えない」
サポーターの手記には、炭鉱や工場地帯の労働者たちがラジオにかじりつき、スペインの貴族的な名門クラブに立ち向かう自軍に胸を焦がした記憶が生々しく綴られています。
一方、バルセロナ側の現地メディア『Mundo Deportivo』のアーカイブ特集では、「英国フットボールの頑強さに直面した試金石」として位置付けられています。カタルーニャのファンにとって、このフェアーズカップ連覇は、レアル・マドリードがチャンピオンズカップを連覇するなかで「我々こそが欧州の真の覇者である」とプライドを保つための不可欠なタイトルでした。技術と組織力で英国のフィジカルを打破した象徴的な試合として、バルサのクラブミュージアムにも当時の記念品が大切に保管されています。