月刊コミックゼノンでの誌面掲載にとどまらず、『終末のワルキューレ』のビジュアル世界はメディアの境界を越えて拡がり続けている。世界的な映像配信プラットフォームであるNetflixでのアニメーション展開は、原作イラストが持つ狂気的な熱量をスクリーンへと移植する壮大な挑戦となった。
アニメーション制作を手掛けたグラフィニカは、アジチカ氏の繊細かつダイナミックなタッチを極力損なうことなく動きの中へ落とし込んだ。作画の線の太さやシェーディングのコントラストをアニメ用に再定義し、原作ファンをも唸らせるハイクオリティな映像表現を実現。静止画である漫画イラストが持つエネルギーを、動的な映像美へと昇華させることに成功している。