国際線フライトへ直結する列車である以上、避けて通れないのが「大型スーツケースの置き場所問題」です。「特急はるか」は現在、全編成がハローキティのラッピングが施されたデザイン(ハローキティはるか)で統一運行されており、国内外の乗客から高い人気を博しています。しかし、車内の居住性に関してはリアルな課題も浮かび上がっています。
SNSや口コミサイト、知恵袋などの投稿を分析すると、荷物置き場に対するシビアな意見が散見されます。
「新大阪から乗ったのに、すでに京都方面からの客でデッキの大型荷物スペースが満杯。結局、自分の座席の足元に90Lのスーツケースを押し込む羽目になり、関空まで足が伸ばせず地獄だった」(30代男性・出張利用)
「新型車両の増結編成に当たった時はコンセントもあって荷物棚も広くて快適だったが、古い6両編成のほうだと荷物スペースの奪い合いが激しい」(40代女性・家族旅行)
現在のはるかは、従来の6両編成(281系)に加えて、増結用の3両編成(271系)を連結した9両編成での運行が基本パターンとなっています。271系(主に7〜9号車)は各座席に充電用コンセントが配備され、大型2段式荷物置き場にも防犯カメラが設置されるなど大幅に近代化されています。一方、基本編成である281系(1〜6号車)はデビューから年数が経過しており、車内設備に若干の年季を感じさせる部分があります。
荷物置き場を確実に確保するための現場テクニックは、「新大阪駅ホームへ発車時刻の5〜7分前には並んでおくこと」、そして予約時に「車両の出入り口付近(荷物置き場が視界に入る座席)を指名買いすること」です。万が一荷物置き場が埋まっていても、はるかの普通車座席上の網棚は比較的一般の特急より奥行きがあるため、中型(50L前後)程度のキャリーケースであれば網棚に持ち上げることが可能です。