ダイオウイカは食べ物になる?まずい理由や主食・生態の真相

ダイオウイカは食べ物になる?まずい理由や主食・生態の真相

ダイオウイカは食べ物になる?まずい理由や主食・生態の真相の真相について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。

世間では「巨大なイカ=すべて大味でまずい」あるいは「市場の巨大イカ=ダイオウイカ」という混同がしばしば見受けられます。しかし、私たちが日常的に口にしているイカと深海性の巨大イカとでは、成分も食感も全く異なります。主要なイカの生態および食用特性を比較データで整理しました。

イカの種類最大サイズ・主な生息地塩化アンモニウム濃度(味・匂い)食用適性・市場での評判ダイオウイカ
(学名:Architeuthis dux)全長10〜13m超
世界中の深海(水深600〜1000m)極めて高濃度
強烈な薬品臭、激辛塩味、ゴム食感食用不可(非推奨)
市場流通価値なし・学術標本向けダイオウホウズキイカ
(学名:Mesonychoteuthis hamiltoni)全長10〜14m(体重最大)
南極海の超深海(水深1000〜2000m)極めて高濃度
ダイオウイカ同様の刺激臭と塩分食用不可(非推奨)
捕獲例自体が稀少で食用外ソデイカ(タルイカ)
(学名:Thysanoteuthis rhombus)外套長1m前後、重さ20〜30kg
熱帯〜温帯の表層〜中層ほぼ含まない
甘みと濃厚な旨味、ねっとりした食感極めて高い(高級食材)
冷凍熟成で旨味倍増、刺身・寿司種スルメイカ
(一般的な食用イカ)外套長30cm程度
日本近海の中表層含まない
アミノ酸由来の豊かな旨味極めて高い(大衆魚介)
生食・加熱・加工品として万能

スーパーの惣菜コーナーや回転寿司で見かける肉厚なイカフライや刺身は、主にソデイカ(タルイカ)やアメリカオオアカイカです。ソデイカは冷凍処理を施すことで細胞が破壊され、アミノ酸が引き出されてモチモチとした極上の美味になります。一方、ダイオウイカはどれほど熟成や冷凍を行ってもアンモニア成分が抜けることはありません。

山田 真由
著者

山田 真由

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