セイタカアワダチソウとブタクサの違いとは?秋花粉の真相と見分け方についての最新情報をお届けします。
野外で観察する際、スマートフォンの植物識別アプリを使わなくても、いくつかの身体的特徴を押さえるだけで誰でも1秒で判別が可能です。特に混同されやすい「セイタカアワダチソウ」「ブタクサ」「ヨモギ(同じく秋の風媒花)」の三者を比較検証します。
項目セイタカアワダチソウブタクサ(並ブタクサ)ヨモギ(秋の風媒花)受粉形式虫媒花(花粉は飛ばない)風媒花(花粉が広範囲に飛ぶ)風媒花(花粉が広範囲に飛ぶ)草丈(高さ)1.5m〜3.0m(大人の背丈超)0.5m〜1.0m(膝から腰程度)0.5m〜1.2m(腰丈程度)葉の形状と特徴細長い笹のような披針形。
切れ込みはなく周囲に細かいギザギザ。触るとザラつく。ニンジンやヨモギに似た深い切れ込み(羽状複葉)。
全体に細かい毛が生える。深い切れ込みがあるが、裏面に白い綿毛が密生し白っぽく見える。揉むと独特の草餅の香り。花の見た目鮮やかな黄金色・濃黄色。
茎の先端にピラミッド状の大きな花房。地味な黄緑色〜薄黄色。
茎の先端に細長い穂状(雄花)が垂れる。地味な淡紅褐色〜黄褐色。
目立たない小花が多数穂状につく。開花ピーク時期10月中旬〜11月上旬(晩秋)8月下旬〜10月中旬(初秋〜中秋)9月上旬〜10月下旬(秋本番)花粉のサイズ約30〜45μm(重く粘性あり)約18〜22μm(極小・軽量球体)約25〜30μm(軽量球体)
街角で「これはどっちだろう?」と迷った場合、「葉の輪郭」を見れば一瞬で解決します。細長くシュッとした笹のような葉ならセイタカアワダチソウ。レース状・ニンジン状に細かく深く切れ込んでいればブタクサです。
なお、草丈が2〜4メートルにも達する巨大な外来種「オオブタクサ(別名:クワモドキ)」も存在しますが、こちらの葉はクワのように手のひら状(3〜5裂)に大きく割れており、セイタカアワダチソウの単葉とは明確に区別できます。