不調の原因や症状の段階によって、体が受け入れられる食材は異なります。状況に応じた最適なアプローチを取りましょう。
まず、キリキリとした胃痛や胸焼けがある場合、胃酸を中和し粘膜を保護する「キャベツと豆腐のとろみスープ」が適しています。キャベツに含まれるビタミンU(キャベジン)は胃粘膜の修復を助け、豆腐の上質なたんぱく質は消化酵素の原料となります。水溶き片栗粉でとろみをつけることで、冷めにくく喉越しもなめらかになります。
油っこい食事の後の胃もたれには、「すりおろし大根のかき玉スープ」が抜群の働きを見せます。大根に含まれるジアスターゼ(アミラーゼ)は炭水化物の分解を強力にサポート。卵を加えることでアミノ酸を補給しつつ、ふんわりとした食感で胃を優しく包み込みます。ジアスターゼは熱に弱いため、大根おろしは火を止める直前に加えるのが調理の鉄則です。
発熱やだるさを伴う風邪の初期には、体温を上げつつ体力を消耗させない「生姜風味の鶏ささみと人参の葛湯スープ」が有効です。少量のすりおろし生姜で血流を促し、皮を厚くむいて柔らかく煮た人参から抗酸化作用のあるβカロテンを補給できます。