アコースティックギター1本でこの大曲に挑む際、まず押さえておきたいのがキーの設定と基本アプローチだ。原曲はト長調(Gメジャー)で構成されており、ブラスと弦楽器が絡み合う贅沢なアンサンブルが魅力となっている。一見すると難易度が高そうに思えるが、実は基本となるダイアトニックコードの組み合わせがベースだ。
初心者であれば、まずはカポタストを使わずに演奏できるGメジャー・キーでのアプローチを推奨したい。イントロやAメロでは「G - Am7 - D7 - G」という王道のコードの流れが基本となる。Bメロからサビにかけては「Em - Bm7 - C - D7」という展開を挟むことで、ドラマチックな哀愁が際立つ構造だ。サビの決めゼリフでもある「また会う日まで」の瞬間には、力強いCコードからD7へのドミナントモーションを意識すると、原曲の持つ爆発的なダイナミズムを簡単に再現できる。
難関とされるバレーコードの「Bm7」や「B7」が登場するが、指1本で全てを押さえるのが難しい場合は、ローコードの簡略形や3本弦だけを鳴らす省力フォームでも全く問題ない。まずは途切れずにリズムをキープし、コードチェンジのタイミングを身体に染み込ませることが上達への最短ルートとなる。