古都ならではの婚姻儀礼として根強い人気を誇るのが、世界遺産である春日大社での神前式だ。原生林に抱かれた神域を朱塗りの回廊に沿って進む「参進の儀」は、静謐な雅楽の調べとともに参列者全員の心を深く揺さぶる。
境内の厳かな空気の中で交わす誓いは、形式的な儀式とは一線を画すスピリチュアルな力強さに満ちている。本殿での挙式を終えた後は、提携する近隣のシティホテルへと移動し、華やかな披露宴へとシームレスに移行できる導線が確立されている点も見逃せない。
伝統的な白無垢や色打掛から、披露宴での優美なウェディングドレスへのお色直し。和と洋の様式美をひとつのストーリーとして自然に紡ぎ出せる構成は、奈良という土地柄だからこそ実現できる贅沢な選択肢である。