八丁堀の居住環境を語る上で避けて通れないのが、「治安の評判」です。ネットの口コミや知恵袋などでは「夜間の客引きが多いのではないか」「女性の一人歩きは危険ではないか」という疑問が頻繁に投げかけられています。
現地を丹念に歩くと、明確な「都市の空間的バウンダリー(境界線)」が見えてきます。八丁堀交差点から北側の白島方面、東側の幟町方面は、合同庁舎や裁判所、伝統的な名門校、閑静な住宅街が広がる極めて落ち着いた治安良好地帯です。防犯カメラの設置密度も高く、広島中央警察署によるパトロールも頻繁に実施されています。
一方、相生通りを南に渡り、中央通りを東へ進むと中四国最大の歓楽街である「流川・薬研堀」エリアへとシームレスに接続します。金曜・土曜の深夜帯には飲食店やバーの客、客引きなどが集散するため、騒音や泥酔者との遭遇率は跳ね上がります。治安に対する実際の住民アンケートでも「相生通りの北側に住んでいる分には全く問題を感じないが、流川寄りの南街区は深夜の騒々しさが気になる」という回答が約7割を占めています。八丁堀の治安評判は、「相生通りの南北どちらに位置するか」によって評価が180度分かれるのが紛れもない真実です。