ノンセクシャルとは?アセクシャルとの違いや結婚事情・診断を徹底解説

ノンセクシャルとは?アセクシャルとの違いや結婚事情・診断を徹底解説

ノンセクシャルとは?アセクシャルとの違いや結婚事情・診断を徹底解説とは一体何なのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。

「性行為はしたくないが、誰かと家族になり、人生の伴走者がほしい」と願うノンセクシャルにとって、旧来の結婚観は極めて高いハードルとなってきました。しかし2026年の現在、従来の枠組みに囚われない「友情結婚(共生婚)」が、現実的な選択肢として急速な社会的一定のポジションを確立しています。

友情結婚の仕組みと契約の実態

友情結婚とは、「肉体関係を結ばないことを双方の合意事項とし、互いの利害や価値観の一致に基づいて法的な婚姻関係を結ぶパートナーシップ」です。主な利用者はノンセクシャル、アセクシャル、あるいはカミングアウトを望まない同性愛者などです。

専門の仲介サービス(カラーズ等)の利用者は年々増加傾向にあり、単なる「お見合い」とは一線を画す厳格な事前すり合わせが行われます。具体的には、結婚前に以下のような項目を網羅した「公正証書(パートナーシップ契約書)」を作成することが通例となっています。

  • 性行為の完全な不存在:互いに性的な要求を行わないことの明文化
  • 財産管理と生活費の分担:財布を別にするか共有にするか、住宅ローンの負担割合
  • 子ども・妊活へのスタンス:子どもを望む場合、性行為を伴わない生殖医療(シリンジ法や人工授精など)の活用手順
  • 生活習慣とプライバシー:同居時の寝室の分離、家事分担、休日の過ごし方
  • 将来の離婚条件:価値観の乖離が生じた際のスムーズな関係解消の手続き

ネット掲示板やSNSに見られる当事者のリアルな評判

SNSや匿名掲示板(5ちゃんねる等)で語られる当事者の生の声には、解放感と現実的な葛藤の双方が克明に記録されています。

肯定的な声としては、「セックスを迫られる恐怖から完全に解放され、純粋に信頼できる親友と暮らすような温かい生活が手に入った」「周囲からの『早く結婚しろ』というプレッシャーが霧散した」という意見が圧倒的です。一方で、失敗事例やトラブルの報告もゼロではありません。「相手が最初はノンセクシャルだと偽っていたが、結婚後に身体を求めてきた」「シリンジ法での妊活による精神的負担が予想以上に大きかった」「生活費や家事のすれ違いで、恋愛感情がないぶん修復が難しかった」といったリアルな壁も浮き彫りになっています。恋愛感情に甘えないからこそ、徹底した利害の一致と高度なコミュニケーション能力が問われるシステムといえます。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。