現在、軽自動車のナンバーを白基調に変える手段は主に3つ存在します。国土交通省の公式施策として展開されているこれらのプレートは、それぞれデザインの趣旨や受付期間が異なります。
第1の選択肢が、2022年4月から交付が開始された全国版図柄入りナンバープレートです。「日本を元気に!花柄で彩る未来」をテーマに、全国47都道府県の県花をモチーフにしたデザインが施されています。フルカラーとモノトーンの2種類があり、モノトーンを選択すれば白地に薄いグレーの花柄が透かしのように入るため、落ち着いた白基調のビジュアルを好むドライバーから手堅い支持を集めています。
第2の選択肢が、2022年10月下旬から事前申し込みがスタートし話題をさらった大阪万博ナンバープレート(大阪・関西万博特別仕様ナンバープレート)です。公式キャラクター「ミャクミャク」を想起させる赤や青のグラフィックが印象的ですが、こちらも軽自動車白ナンバー寄付金ありなしの選択によって外観が激変します。1,000円以上の寄付金を行わない「寄付金なし」を選んだ場合、右上に控えめなエンブレムが入るのみのモノトーン調となり、五輪ナンバーに極めて近いシンプルな白基調を手に入れることができます。
第3の選択肢が、各地域独自の風景や特産品をあしらった地方版図柄入りナンバープレート(ご当地ナンバー)です。地域の魅力を走る広告塔として発信する目的で設計されており、自治体ごとに個性的なデザインが採用されています。地域への愛着を行政的な枠組みで表現したい層に向けた選択肢です。
ただし、五輪ナンバー時代と決定的に異なる仕様上の大原則が存在します。それは「外周に黄色の枠(縁取り)」が必ず入るという点です。登録車(普通車)と軽自動車の識別性を高め、有料道路の料金収受や視覚的判別の混乱を防ぐため、国土交通省は新たな図柄入りプレートの軽自動車枠に幅数ミリの黄色い枠線を義務付けました。この仕様変更が、のちのユーザー評価を大きく二分する火種となっています。