加味帰脾湯は自律神経に効く?効果が出る期間と口コミの真相検証

加味帰脾湯は自律神経に効く?効果が出る期間と口コミの真相検証

加味帰脾湯は自律神経に効く?効果が出る期間と口コミの真相検証の疑問点について、最新情報を基に徹底解説します。

自律神経の乱れや神経症、不眠に対して処方される代表的な漢方薬として、加味帰脾湯と並び称されるのが柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)です。どちらも精神神経症状に用いられるため混同されがちですが、東洋医学的な「証(患者の体力や体質)」の観点では対極に位置します。

選択を誤ると効果が得られないばかりか、かえって体調を崩す原因にもなります。以下の比較表で両者の臨床的差異を整理しました。

項目加味帰脾湯(かみきひとう)柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)編集部の見解・評価体質・証(体力)虚証〜中間証(体力が低下し、胃腸が弱く疲れやすい)実証〜中間証(体力があり、体幹がしっかりしている)体力がなく青白い顔色の人は加味帰脾湯一択。ガッチリ型は柴胡加竜骨牡蛎湯。主な精神・身体症状抑うつ感、くよくよ思い悩む、中途覚醒、動悸、貧血傾向激しいイライラ、怒りっぽい、胸脇苦満、便秘、高血圧随伴症状「怒りや焦燥の爆発」か「悲哀と不安の沈み込み」かで選択が明確に分かれる。生薬構成の特徴14種類(人参・白朮など胃腸を助ける生薬+酸棗仁・竜眼肉など)10種類(竜骨・牡蛎など重鎮安神薬+大黄[便秘改善・瀉下]を含む場合あり)虚弱な人が柴胡加竜骨牡蛎湯(特に大黄入り)を飲むと激しい下痢を起こすリスク大。医療用薬価・市販薬相場処方薬(ツムラ65番):1包約20〜30円前後(3割負担で月1,000円台)/市販薬:3,000〜4,500円(30日分換算で5,000円超)処方薬(ツムラ12番):薬価同等/市販薬:3,000〜4,000円程度継続的な自律神経調整には、心療内科等でエキス製剤を保険適用で処方してもらうのが経済的。
井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。