参拝客の顔ぶれも時代とともに変化している。かつては危険な職種に就く人々や、大病を患った人々が藁をも掴む思いで訪れる場所だった。しかし現在、境内で目立つのは若い世代や、スーツ姿のビジネスパーソンだ。
彼らが求めるのは、戦場での弾除けのような劇的な奇跡ではない。リストラ、SNSでの炎上、人間関係のトラブル、あるいは将来への漠然とした不安。目に見えない現代社会の「弾」から身を守るための、精神的な防弾チョッキとしてサムハラ神社の御利益を求めている。お守りを身につけることで得られる「安心感」こそが、彼らにとっての現代的ご利益なのだ。