音楽コミュニティやSNS上でのリスナーの反応を追跡すると、近年におけるアルバムの聴かれ方と形態認識には明確な変化が生じています。
知恵袋やSNSなどの投稿では、「昔に比べて1曲が2分台と短くなり、8曲入りでも総再生時間が20分そこそこのフルアルバムが増えて驚いた」「EPとミニアルバムの違いが分かりにくく、CDを買うときに損得を考えてしまう」といった疑問や戸惑いの声が多数確認できます。
メジャーレーベル制作ディレクターの証言によると、ストリーミング再生回数を最大化するため、先行シングルを短期間で連続リリースし、最終的にそれらを束ねて新曲を2〜3曲追加する「ウォーターフォール(Waterfall)戦略」が主流化しています。この制作手法の変化によって、昔のように「全曲新録のフルアルバムを2年かけてじっくり聴く」という体験から、「日常のプレイリストに自然と組み込まれる作品」へとリスナーの受容形態がシフトしているのが実情です。