中高時代から一貫して成城学園に通い、そのまま成城大学法学部へと進学した及川光博。緑豊かで自由な校風が漂う成城のキャンパスは、感受性豊かな若き日の彼にとって最高の成長環境だった。
校内でもその存在感は際立っていた。運動神経にも恵まれ、中学時代は全国大会クラスのホッケー部で汗を流す一方で、演劇や音楽にも深い情熱を注いでいたという。文武両道を地で行く彼の周りには自然と人が集まった。だが、彼自身は単なる人気者にとどまるつもりなど毛頭なかった。芸能界という大海原へ飛び出す準備を、すでに静かに進めていたからだ。