女性の痛みのない血尿は放置厳禁!膀胱がんの疑いと受診すべき科に関する話題のニュースをまとめてご紹介します。関心のある方は必見です。
痛みの有無、尿の色調、年齢層によって疑われる病態は大きく枝分かれします。自己判断を防ぎ、医師への正確な情報伝達に役立つ客観的な比較データをまとめました。
疾患・病態痛みの有無・性質血尿の特徴と見られる症状編集部の臨床的見解・優先度膀胱がん / 腎盂尿管がん完全な無痛(進行時は下腹部痛や腰背部痛)鮮紅色〜暗褐色。突然出現し、数日で自然消失を繰り返す間欠性が特徴。【最優先】即座に泌尿器科で内視鏡・細胞診を受けるべき病態。急性膀胱炎(細菌性)排尿終末時痛、下腹部の鈍痛・違和感ピンク色〜赤色。頻尿、残尿感、尿の白濁を強く伴う。女性に極めて多い良性疾患。抗菌薬投与で速やかに軽快する。尿路結石(腎・尿管結石)通常は激痛。ただし腎結石時は無痛の例あり運動後に出やすい肉眼的血尿、または顕微鏡的血尿。結石が腎杯内にとどまる場合は無痛の肉眼的血尿となるケースがある。糸球体腎炎(IgA腎症等)原則として無痛紅茶色・ウーロン茶色の尿。健診の尿潜血+蛋白尿で発覚することが多い。腎臓内科での精査(腎生検など)が必要な慢性疾患群。子宮筋腫・頸がん等の不正出血無痛〜軽微な下腹部痛排尿時に尿へ混入。トイレットペーパーで膣側を拭いた際に血液が付着。婦人科領域の出血。尿道由来ではないため鑑別が必須。
この表から分かる通り、膀胱炎で痛みなしの血尿が出る理由としては、糖尿病性神経障害を合併している場合や、高齢者で知覚が鈍麻しているケース、あるいは炎症が極めて限局的である特殊な例に限られます。典型的な細菌性膀胱炎であれば、排尿の終わり際に刺すような痛みや強い残尿感を伴うのが通常です。「痛くないから膀胱炎だろう」という解釈は、医学的な順序が完全に逆転しています。