1948年3月31日生まれ、島根県出身の盧山初雄は、1960年代半ばに極真会館(当時は大山道場から極真会館への移行期)に入門しました。若き日から卓越した身体能力と凄まじい闘争心を発揮し、大山倍達総裁の内弟子として過酷を極める修行生活に身を投じます。
1973年に開催された第5回全日本空手道選手権大会で見事優勝を果たし、実力派の頂点に君臨。さらに1975年の「第1回オープントーナメント全世界空手道選手権大会」では、激闘の末に準優勝を飾るなど、極真の黄金期を象徴する闘将としてその名を世界に刻みつけました。
自らの著書『生きて勝つ』でも語られている通り、盧山氏の空手観は単なる競技スポーツの枠にとどまりません。命のやり取りを想定した実戦性、過酷な状況下でも己を律して生き抜く精神力など、真の武士道に通じる確固たる武道哲学が長年の修行を通じて形成されていきました。