船越英一郎の結婚歴を語る上で避けて通れないのが、2017年に日本中を揺るがした元妻・松居一代との離婚劇です。
二人は2001年に結婚。当時、松居一代には前夫との間に生まれた幼い長男がいましたが、船越英一郎はその男児を心から愛し、戸籍上の養子縁組を結んで深い愛情を注ぎました。船越英一郎の厳格な父・船越英二をはじめとする親族からの反対を押し切ってのゴールインであり、当時は「理想のステップファミリー」「芸能界屈指のおしどり夫婦」と称賛されていました。
しかし、家庭の内部では深刻な軋轢が生じていました。報道各社の取材や当時の関係者証言によると、松居一代による激しい束縛(日記や携帯電話の監視、行動制限)や、激昂時の感情の起伏に対し、船越英一郎は長年耐え忍んでいたとされます。2015年頃にはすでに別居状態となり、関係修復は不可能な段階に達していました。
決定打となったのは、2017年7月に松居一代がYouTubeやブログを駆使して展開した、いわゆる「松居劇場」と呼ばれる告発動画の連投でした。週刊誌の裏切りや船越英一郎への疑惑を一方的に主張し、世間を巻き込んだ激しいバッシングを展開した光景は、多くの人々の記憶に刻まれています。
この泥沼劇に対し、船越英一郎側は感情的な反論を避け、法的な代理人を通じて淡々と調停手続きを進めました。その結果、2017年12月13日、東京家庭裁判所において調停離婚が正式に成立。財産分与や慰謝料の支払い等は発生せず、双方が合意する形での完全決着となりました。
特筆すべきは、離婚後における長男(息子)との関係です。松居一代との法的な縁は切れましたが、船越英一郎が手塩にかけて育て上げた息子との信頼関係は壊れませんでした。息子が起業した際には温かく支援し、現在も定期的に連絡を取り合うなど、血縁を超えた本物の父子としての絆を守り続けています。