では、なぜこれほどまでに露出が減ったのか。業界関係者によると、長塚自身が仕事のセレクトを極めて慎重に行うようになったことが大きいという。かつてのようにオファーされた役をすべて引き受けるのではなく、本当に自分が演じたいと思える役、あるいは体調に無理のない範囲での活動にシフトしたのだ。
また、テレビドラマの制作環境の変化も影響しているとされる。若年層向けのコンテンツが増加し、ベテラン俳優が重厚な演技を見せる「大人のドラマ」が減少した現代において、彼のような本物の役者が本領を発揮できる場が少なくなっているのも事実だろう。