見知らぬ追加通知が届いた際、多くの人が「自分のスマホがハッキングされたのではないか」と恐れを抱く。結論から言えば、単に知らない人が追加されただけであれば、アカウント乗っ取りの真相と対策という観点では、直接の乗っ取り被害(不正ログイン)に直面している可能性は極めて低い。乗っ取りであれば、パスワード変更による締め出しや、既存の友人への電子マネー要求メッセージの送信が先立つからだ。
しかし、乗っ取りではないからといって安全無害というわけではない。背後には、巧妙化するスパム業者の友達追加手口が潜んでいる。以下の比較表は、勝手に追加される主な要因と、直面するリスクの深度を整理したものである。
警察庁や国民生活センターの公表データによれば、SNSを端緒とする投資詐欺・ロマンス詐欺の認知件数は依然として高水準を推移している。手口の多くは、勝手に友だち追加したターゲットを「有名アナリスト主宰の投資勉強会」といった名目のトークグループへ強制招待し、偽の暗号資産取引所や株式アプリへ送金させるというものだ。無防備にアカウントを放置することは、詐欺集団の名簿に「反応のある生きた番号」として登録される引き金になり得る。