川の近くでなくても浸水?「内水」の真実と都市型水害を防ぐ最新防衛策

川の近くでなくても浸水?「内水」の真実と都市型水害を防ぐ最新防衛策

川の近くでなくても浸水?「内水」の真実と都市型水害を防ぐ最新防衛策の疑問点について、最新情報を取りまとめてご紹介します。

Q1:マンションの高層階に住んでいれば、内水氾濫のリスクは完全にゼロですか?
A1:いいえ、自室が浸水しなくても重大な被害を受けます。マンションの地下や1階に電気室・受変電設備がある場合、内水によって設備が水没し、建物全体が全館停電・断水・エレベーター停止に陥る恐れがあります。また、下水本管の水圧上昇により、低層階だけでなく配管を通じてトイレから汚水が逆流したり、排水制限によって全住人がトイレを使用できなくなったりする生活麻痺が発生します。

Q2:内水氾濫による床上浸水や家財の損害は、火災保険で補償されますか?
A2:火災保険の「水災補償」が付帯されていれば対象となります。外水だけでなく内水氾濫による被害も水災として認められるのが一般的です。ただし、「地盤面から45cm以上の浸水」または「損害割合が再調達価額の30%以上」といった支払い要件が設定されている契約が多いため、ご自身の保険証券の免責条件や補償内容を事前に確認しておく必要があります。

Q3:車を運転中に突然道路が冠水し始めた場合、どう行動すべきですか?
A3:水深がマフラーの高さ(約15〜20cm)に達すると排気管から水が入りエンジンが停止する恐れがあります。水深30cmでブレーキ性能が極端に低下し、ドアの下端を超えると水圧でドアが開かなくなります。濁流で路面の深さが分からない冠水道路には絶対に進入せず、迂回してください。万が一水没してエンジンが停止した場合は、即座にシートベルトを外し、窓を開けて脱出してください。水没が進んで窓が開かない場合は、緊急脱出用ハンマー等で側面ガラスの四隅を割って脱出する必要があります。

前田 葵
著者

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。