総務省が公表した家計調査の最新データによると、単身世帯(一人暮らし)のガス代平均は月額2,999円となっています。家計調査の推移を辿ると単身世帯のガス代は2年連続で微減傾向を見せ、統計上は3,000円を下回る水準を記録しました。しかし、この数値をそのまま受け取って「自分の家は高すぎる」と早合点するのは禁物です。
この公的統計には都市ガス物件とプロパンガス(LPガス)物件の双方が含まれており、全国的に普及率の高い都市ガスの安価な数値に引っ張られている実態があります。一人暮らしにおける実際の月額相場は、供給されているガスの種類によって以下のように大きく二極化しています。
都市ガス供給の賃貸マンションに住む場合、一般的な一人暮らしのガス代は月額2,500円〜3,500円程度に収まるのが大半です。一方、LPガス(プロパンガス)供給の物件では、全く同じ生活パターンであっても月額5,000円〜7,000円前後、冬場には8,000円〜1万円を超える事態が日常的に発生します。
一人暮らしにおける光熱費の内訳全体(電気・ガス・水道)を見渡すと、電気代が平均約5,500円〜6,500円、水道代が約2,000円〜2,500円であるのに対し、ガス代は「都市ガスかプロパンガスか」によって家計に占めるインパクトが劇的に変動します。まずは自宅のガスの種類を正しく把握することが、適正価格を測る第一歩となります。