2013年4月、結成20周年を目前にして電撃解散を発表したオセロ。当時は大手プロダクションからの退所や中島知子の家賃滞納騒動、激変報道など、連日のようにワイドショーがその動向を報じ続けました。世間では洗脳騒動ばかりがクローズアップされがちですが、関係者の証言を丹念に追うと、コンビの亀裂はそれ以前から静かに進行していたことが分かります。
爆発的な人気とともに増え続けたピンでの仕事。二人で顔を合わせる時間が激減する中で、仕事への価値観や将来の方向性に徐々にズレが生じていきました。松嶋尚美はロックバンドの活動や独自のタレント路線を広げ、中島知子はMCとしての才能を期待され多忙を極めて体調を崩すことに。互いの連絡手段が途絶え、修復不能な溝となった結果が「解散」という決断でした。後年、双方がメディアで語った言葉からは、仲違いという単純な言葉では割り切れない、超売れっ子ゆえの孤独と葛藤が浮かび上がってきます。