妹とのあまりにも早い別れから数年、彼の人生に温かな光を差し込ませたのが、伝説のアイドルグループ「キャンディーズ」のスーちゃんこと田中好子さんだった。二人は固い絆で結ばれた夫婦となったが、2011年、乳がんのために田中さんもまた55歳で旅立ってしまう。生涯で二度も最愛の家族を同じ病で失うという悲劇は、彼の心に言葉では言い表せない深い傷を残した。
しかし、彼女が息を引き取る直前に残した肉声メッセージ――「被災された方々に少しでもお役に立ちたい」という願いが、落胆の底にあった彼を再び前へと動かした。田中好子さんの遺志を受け継いだ彼は、東日本大震災の被災地支援やピンクリボン運動への協賛など、多岐にわたる支援活動の陣頭指揮を執り続けている。