「自宅という最も安全とされる空間からの失踪には、容疑者の綿密な下準備と心理的誘導が隠されていることが多い」。そう指摘するのは、多数の難事件に関わってきた犯罪心理アナリストだ。
アナリストによれば、犯人が対象者の行動パターンを事前に観察・把握し、警戒心を抱かせない口実を使って誘い出した可能性が高いという。特にSNSを通じた接点や、地域社会の死角をついた計画的なアプローチが懸念されている。報道ジャーナリズムが事件の表面的なセンセーショナリズムだけでなく、こうした犯罪心理の解明に踏み込むことが、同様の被害を防ぐためにも不可欠である。