なぜ斜めに折った紙コップの羽に風を当てると、勢いよく回り出すのでしょうか。ここには、飛行機の翼や風力発電の風車と同じ流体力学の基本原理が働いています。
正面から吹きかけた風が斜めに傾いた羽にぶつかると、空気の流れが羽の傾斜に沿って受け流されます。このとき、空気が羽を押す力(作用)に対して、押し返される力(反作用)が生まれ、羽を横方向へ押し出す推進力へと変換されます。
さらに、8枚の羽が円形に対称配置されているため、1枚の羽が受け流した風の力と次の羽が受ける風の力が連動し、連続した円運動へと昇華します。小学生の自由研究では、「羽の枚数を4枚・6枚・8枚・12枚に変えると回転速度はどう変わるか」「羽の折り角度を浅くしたときと深くしたときの回転の違い」を比較実験することで、優れた科学レポートに仕上げることができます。