エンターテインメントやカルチャーの領域でも、現在まで続く潮流の原点がこの年に数多く誕生しました。
1. 流行語大賞「神ってる」と週刊誌報道の過熱
2016年の『ユーキャン新語・流行語大賞』年間大賞には、25年ぶりのリーグ優勝を果たした広島東洋カープ・緒方孝市監督が鈴木誠也選手の驚異的な活躍を評した「神ってる」が選ばれました。
トップテンには、ピコ太郎の「PPAP」や「ポケモンGO」のほか、週刊文春の特ダネ連発を象徴する「センテンススプリング」「ゲス不倫」、待機児童問題に一石を投じた「保育園落ちた日本死ね」、金融政策の「マイナス金利」などが並び、世相を鮮烈に反映したラインナップとなりました。
2. 映画界の金字塔『君の名は。』と『シン・ゴジラ』
新海誠監督の劇場アニメ『君の名は。』が公開され、興行収入250億円を超える空前のメガヒットを記録。若者を中心に聖地巡礼ブームが巻き起こりました。同時期に公開された庵野秀明総監督の『シン・ゴジラ』も興行収入80億円を突破し、日本映画界が活況を呈した年として記憶されています。
3. スマートフォンゲーム『Pokémon GO』の世界的爆発
7月に日本国内でサービスを開始した『Pokémon GO』は、位置情報と拡張現実(AR)を組み合わせた革新的なゲーム性で社会現象化。全国各地の公園や観光地にプレイヤーが押し寄せ、シニア層を含む幅広い世代にスマホゲームが普及する契機となりました。