大阪屈指の繁華街である難波千日前に位置し、街のランドマークとして親しまれている複合商業ビルが「エスカールなんば」だ。その中核テナントとして長年にわたりフロアを展開しているのが、ビックカメラ なんば店である。かつての千日デパート跡地という歴史的な文脈を持ちながら、現在はミナミのカルチャーとショッピングを牽引する拠点へと完全に脱皮した。
運営元である株式会社ビックカメラを率いる代表取締役社長の秋保徹氏は、リアル店舗ならではの体験価値の最大化を強く推進してきた。ネットで何でも手に入る時代だからこそ、店舗に足を運ぶ理由をどう創出するか。その問いに対する答えが、この難波の売り場随所に散りばめられている。家電小売業界がECシフトの波に直面する中、都市型大型店としての強みを研ぎ澄ませた空間設計が光る。