一口食べれば、市販のアイスクリームとの圧倒的な違いに誰もが気付く。看板商品であるジェラートのベースを支えているのは、車でわずか数分の距離にある伊盛牧場から毎朝直送される搾りたての新鮮な生乳だ。乳脂肪分を均質化する過程で過度な熱を加えず、自然な甘みと軽やかな後味を極限まで引き出している。
有限会社ミルミルを率いる伊盛米俊氏の哲学は明快だ。「牛がストレスなく育つ環境こそが、最高のミルクを生み出す」。その言葉通り、石垣島の豊かな牧草を食べて育った牛のミルクは、濃厚でありながら舌の上に一切のしつこさを残さない。定番のミルク味はもちろん、島バナナ、マンゴー、紅芋、ドラゴンフルーツといった南国果実のフレーバーも、果実本来の鮮烈な酸味と生乳のコクが見事な調和を見せている。