熊本県外からの訪問者が最も混同しやすいのが、「八代駅」と「新八代駅」の機能的な違いです。両駅は約2.5km離れた別の駅であり、下車する駅を間違えると旅程に大きなロスが生じます。
新八代駅は九州新幹線の全線開業に伴い誕生した高速鉄道の専用拠点であり、広大なロータリーと新幹線対応の近代的な設備を備えています。一方、八代駅は明治期に開業した歴史あるターミナルであり、JR鹿児島本線八代駅としての役割に加え、水俣・川内方面へ向かう肥薩おれんじ鉄道八代駅の起点として機能しています。
八代城跡や本町アーケードといった八代市街地の中心部、あるいは日本製紙などの工業地帯へ向かう場合は、八代駅のほうが物理的に近い位置にあります。新幹線で新八代駅に到着した後に八代駅方面へ向かう場合、JR鹿児島本線の普通列車に乗り換えればわずか1駅・乗車時間約3分で移動可能です。ただし、列車の運行間隔は時間帯によって1時間に1〜2本程度となるため、事前に接続ダイヤを確認しておくのが賢明です。