1980年代後半から90年代前半は、清涼飲料水メーカー各社が競って豪華なタイアップ楽曲を制作した時代でもあった。そのなかでもコカ・コーラのCMは常に異彩を放ち、ヒット曲を生み出す巨大なプラットフォームとしての役割を果たしていた。
テレビから流れるCMソングがチャートを駆け上がり、CDショップの店頭を飾る。佐藤竹善の歌声が多くの人々の記憶に刻まれたことで、所属するSING LIKE TALKINGの認知度も一気に跳ね上がった。音楽産業と企業広告が互いの価値を高め合う理想的な関係性が、ここには存在していたのだ。