女優たちの啓発活動は、社会的なピンクリボン運動とも強く連動している。
日本対がん協会をはじめとする専門団体は、有名人の公表が与える影響力の大きさを実感している。女優が罹患を告白した直後には、各自治体の乳がん検診予約枠が埋まる現象が全国で観察されてきた。現在のピンクリボン運動は、単なるシンボルの着用やライトアップにとどまらず、遺伝性乳がんの検査普及や、治療中の就労支援など、より実効性の高い取り組みへとアップデートされている。
早期発見であれば90%以上の確率で治癒が期待できるとされる乳がん。女優たちの勇気ある告白は、放置されがちだった定期検診への足を後押しする最強のメッセージとなっているのだ。