1976年の開業以来、頂部をグルグルと回る電光掲示板は大阪の「顔」だった。ニュースや天気予報、プロ野球の速報が流れるそのリングを、人々は日常のふとした瞬間に仰ぎ見てきた。阪神タイガースの優勝時には、号外代わりのテキストが街を沸かせたこともある。
旧ビルの解体時には、この掲示板の消失を惜しむ声が相次いだ。新ビル計画では、最新のLEDデジタルサイネージ技術を駆使し、デジタルアートや都市情報をダイナミックに投影する新たなシンボル表示が検討されている。形を変えても、あの「情報を発信する柱」というコンセプトは生き続けている。