絶叫ファンコミュニティやSNS上のアンケート調査、大手レビューサイトにおける搭乗者の生の声を集約すると、数値上のスペックを差し置いて「最も怖い」と名前が挙がるのが富士急ハイランドのええじゃないかです。
なぜ「ええじゃないか」は搭乗者にこれほどまでの恐怖を与えるのでしょうか。その理由は、コースター業界で「4次元コースター」と呼ばれる特殊な車両構造にあります。
通常のマシンはレールに沿って車体が移動するだけですが、ええじゃないかは「コースの走行」「車輪軸の回転(宙返り)」「座席自体の前後自走回転」という3系統の回転が同時に発生します。公式記録である総回転数14回は世界一のギネス記録に認定されており、走行中は空と地面の境界が完全に把握できなくなります。
「乗車中はどこを見ても地面が見えず、投げ出されるような無重力と強烈なGが交互に襲ってくる」「FUJIYAMAは爽快感があるが、ええじゃないかは完全にパニックになる」といった乗車経験者の証言が多数見られます。足元に踏ん張りが利かない吊り下げ式シート設計が、無防備な状態での落下感を極限まで増幅させているのです。