牡蠣にあたった場合、体内のウイルスが自然に体外へ排出されるまで待つ対症療法が基本となります。一般的に牡蠣食中毒は発症から1〜3日程度で快方に向かいますが、その間に最も警戒すべきリスクが「脱水症状」です。
嘔吐や下痢によって体内からは水分だけでなく、ナトリウムやカリウムといった必須電解質が大量に奪われます。真水やお茶だけを大量に飲むと体液が薄まり、かえって脱水が悪化する「自発的脱水」を引き起こすため、経口補水液(OS-1など)やスポーツドリンクを常温で補給してください。
嘔吐が激しい直後は胃腸が一切の水分を受け付けない状態になっています。吐いた直後に一気飲みすると再び嘔吐を誘発するため、吐き気が少し落ち着いたタイミングを見計らい、スプーン1杯(10〜15ml程度)ずつ、5〜10分おきにゆっくりと口に含むのが鉄則です。