堀ノ内斎場を利用しようとした際、「予約が1週間先まで埋まっている」と葬儀社から告げられて驚くケースは珍しくありません。大都市圏における火葬待ち問題が取り沙汰されるなか、堀ノ内斎場の混雑には明確な理由が存在します。
第一の理由は、火葬棟と葬儀式場が完全に同一敷地内にある利便性です。霊柩車やマイクロバスによる移動コストと移動時間をカットできるため、家族葬から一般葬まで幅広い層の予約が集中します。特に12月から3月にかけての冬季は高齢者の死亡者数が増加する時期と重なり、火葬炉・式場ともに稼働率が極めて高くなります。
第二に、空き枠の管理は東京博善の斎場予約システムを通じて登録葬儀社がリアルタイムで行いますが、希望する時間帯(午前11時〜午後1時前後の出棺枠)や式場の組み合わせによっては激しい争奪戦となります。一般的に友引の日は火葬場が休館になるイメージを持たれがちですが、堀ノ内斎場では需要逼迫の緩和に向けて友引日でも火葬炉の一部稼働を実施しており、友引休館日の固定概念は薄れつつあります。
待機日数を少しでも短縮したい場合は、火葬枠の時間帯を早朝や午後の遅い時間へ広げる、あるいは通夜を行わない一日葬や火葬のみの直葬を選択肢に入れるなど、柔軟なスケジューリングが求められます。