「沖縄のタクシーは捕まらない」という噂は、決して大げさな誇張ではありません。特に沖縄タクシーがつかまらない現状が顕著に現れるのは、金曜・土曜の深夜帯や大型クルーズ船が寄港した日、そして局地的なスコールに見舞われたタイミングです。
この供給不足の背景には、構造的な沖縄タクシー運転手不足の理由が存在します。高齢化に伴うベテランドライバーの大量離職に加え、観光ハイシーズンとオフシーズンの需要格差が激しく、事業者が車両の稼働数を急激に増やせないジレンマを抱えているためです。沖縄県ハイヤー・タクシー協会の加盟車両数もピーク時に比べて減少傾向にあり、車両はあるものの稼働できない「休車」が一定数生じています。
特に夜の繁華街である国際通りタクシー乗り場現在の状況を見ると、深夜23時を回ると乗り場には数十人の行列ができる一方で、待機車両が1台もいない時間帯が頻発しています。流しの空車を探して路上で手を挙げ続けても、予約車や迎車マークの車両が通り過ぎるケースが日常茶飯事となっており、事前の移動計画なしに夜の街へ繰り出すのはリスクを伴います。