日本酒と焼酎の決定的な違いとは?糖質・度数・太りにくい飲み方を解説

日本酒と焼酎の決定的な違いとは?糖質・度数・太りにくい飲み方を解説

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飲酒愛好家の間で昔から囁かれる「焼酎は翌朝に残りにくいが、日本酒は頭痛になりやすい」という言説。これは単なる個人の体感やプラセボ効果ではなく、「コンジナー(同族元素・不純物成分)」と呼ばれる微量成分の含有比率によって生化学的に説明できます。

お酒に含まれる揮発性成分には、エタノール以外に微量のアセトン、フーゼル油(高級アルコール類)、エステル類、メタノールなどが存在します。これらを総称してコンジナーと呼びます。醸造酒である日本酒には、発酵の副産物として芳しい香気をもたらすコンジナーが豊富に含まれています。人間の肝臓は、アルコールを分解する際にこれらの微量不純物も同時に代謝しなければならず、処理プロセスが多重化して分解完了までの時間が長引く傾向があります。

対して、蒸留酒である焼酎は加熱・冷却のフィルターを通ることで、沸点の異なる夾雑物が大幅にカットされます。体内に取り込まれる主成分が純度の高いエタノールと水分に絞られるため、肝臓のアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)が代謝に集中しやすく、血中アルコール濃度の低下が比較的スムーズに進みます。

ただし、ここに落とし穴があります。「二日酔いしにくい=いくら飲んでも安全」ではありません。最終的に二日酔いの重症度を決定づけるのは、体内に投入された純アルコールの総量です。日本酒1合(180ml・度数15%)に含まれる純アルコール量は約21.6g。焼酎1合(180ml・度数25%)をロックでそのまま飲めば約36gとなり、肝臓にかかる分解負荷は焼酎のほうがはるかに重くなります。「水やお茶で割って度数を下げて飲む」という蒸留酒ならではのスタイルを取って初めて、二日酔い軽減の恩恵を享受できるのです。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。