毎年10月中旬から11月にかけて各保険会社から郵送、またはマイナポータル連携等で電子交付される「生命保険料控除証明書」には、申告ミスを誘発しやすいポイントがいくつか存在します。
最も典型的な間違いが、ハガキに記載されている「証明額」と「申告額(参考額)」の取り違えです。
- 証明額:証明書発行日(9月〜10月時点)までに実際に払い込まれた保険料
- 申告額(参考額):12月末日まで契約を継続した場合の年間予定払込総額
年末調整や確定申告で記入すべき数値は、原則として12月までの年間総額である「申告額」です。証明額を転記してしまうと、10月〜12月分の保険料が計算から漏れ、受け取れるはずの控除額が目減りしてしまいます。
申告書の作成にあたっては、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」や各保険会社がウェブ上で提供している「生命保険料控除計算ツール」、エクセルの自動計算シートなどを活用することで、新旧制度の複雑な按分計算を手作業なしで正確に完結できます。