ひろしと彼の間には、単なる敵対関係を超えた「言葉にしない男の信頼」が存在していた。取っ組み合いの喧嘩を繰り広げたかと思えば、次の瞬間には同じ目標に向かって肩を並べる。二人が繰り広げるドタバタ劇は、いつも爆笑と少しのホロリとする感動を伴っていた。
拳を交えることで互いの存在を認め合う姿は、まさに少年マンガ黄金期が描いていた王道の美学だ。シャツに平面的に張り付いたシャツガエルのピョン吉という異質な存在を自然に受け入れ、共に青春を駆け抜けた彼らの絆は、時代が変わっても色あせることのない輝きを放っている。