2026年の夏から秋にかけて日本近海の海面水温は平年より2度以上高い状態が続いており、これが台風15号に膨大な水蒸気を補給し続けるポンプの役割を果たしている。台風本体の雲が到達する前から、湿った暖かな空気が秋雨前線に流れ込み、本州付近で連続的な線状降水帯が形成される危険性が著しく高まっている。
線状降水帯が発生した場合、短時間で数ミリ規模の猛烈な雨が同一地域に降り注ぎ、中小河川の急激な増水や氾濫、山沿いでの土砂災害を瞬時に引き起こす。過去の被害事例を見ても、台風の中心から数百キロ離れた場所で甚大な大雨被害が出るケースは珍しくなく、「まだ遠くにいるから大丈夫」という油断は命取りになる。