だが、フィクションの過熱とは裏腹に、現実世界の治安当局による包囲網は急速に狭まっていた。2000年代初頭、傷害致死事件や一般人を巻き込む凶悪犯罪が頻発したことを重く見た警視庁は、カラーギャングを事実上の少年犯罪組織と位置づけ、集中的な取締本部に乗り出す。
繁華街の防犯カメラ増設、徹底した職務質問、暴力団対策法や暴力団排除条例の厳格化に伴う締め付け。目立つ服を着て大通りを闊歩する行為そのものが即座に警察の標的となった。補導と検挙が相次ぎ、リーダー格が相次いで少年院や刑務所へ送られたことで、2000年代中盤には「色を掲げて群れる」スタイルは急速に街頭から姿を消していった。