現在、国内の主要施設における規制はかつてないほど全面化している。国内屈指の集客力を誇る東京ディズニーリゾートでは、ハンズフリータイプを含む伸び縮みする撮影補助具の持ち込みおよび使用が固く制限されている。同様に、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでもアトラクション内はもちろん、パーク全体で伸縮式ポールの使用が認められていない。
映画の世界観を体験できる話題のワーナー ブラザース スタジオツアー東京においても、密閉された展示空間や通路での安全確保を目的に、自撮り棒の持ち込みや使用に対する監視の目が光る。さらに、影響はエンターテインメント施設にとどまらない。JR西日本をはじめとする鉄道事業者では、駅ホーム上での自撮り棒使用を全面的に禁止している。頭上に伸びる架線への接触による感電事故や、列車との接触リスクを未然に防ぐためだ。テーマパーク産業と交通インフラの双方が、歩調を合わせるように規制強化へ舵を切っている。