早川京子というキャラクターの真髄は、暴力的なヤンキー顔と、恋人である伊藤真司(伊藤健太郎)の前で見せる乙女モードとの極端なコントラストにある。視聴者を爆笑の渦に巻き込んだ名シーンまとめを振り返る。
代表的な名場面が、伊藤と京子のバカップルシーンだ。直前まで凄まじいドス声で他校のヤンキーを締め上げていた京子が、伊藤の足音が聞こえた瞬間に「ピロリロリ〜ン!」という効果音とともに両手を広げ、ぶりっ子ポーズで甘え始める。伊藤が「京子ちゃん、危ない目に遭わなかった?」と問いかけると、京子は舌足らずな声で「京子、なんにもしてないもん!怖くてちっちゃくなっちゃった〜」と嘘八百を並べ立てる。この一連のやり取りは、主演の賀来賢人(三橋貴志役)が物陰から冷ややかな視線を送り、視聴者のツッコミを代弁することで完璧な喜劇へと昇華された。
また、ビジュアル面の再現度の高さも特筆に値する。80年代初頭のアイドルカルチャーを象徴する聖子ちゃんカットに、足首まで届きそうなロング丈のセーラー服というオールドスクールな出で立ちは、彼女の小柄な体躯と端正な顔立ちに完璧にマッチしていた。このクラシックなヤンキー美少女の装いから繰り出される容赦のない蹴り技や凄み、そして一転して繰り広げられる「魔法にかかっちゃったの」といったバカップルの戯言の落差が、毎話SNSのトレンドを席巻する要因となった。